映画「五等分の花嫁」で最後に風太郎のお嫁さんになるのが四葉だということがわかりました。
漫画はすでに完結しているのでわかっていた人も多いと思いますが、中には四葉が選ばれたのが意外と思う人も多いかと思います。
実は漫画やアニメ内で四葉が結婚相手になることが表される多くの伏線が散りばめられていたんですね...
以前下記の記事で四葉が選ばれたと思われる伏線についてまとめましたが、少々読みづらかったのとコメントで他の伏線についても教えてもらったので、今回は特に重要だと思う伏線7選を改めて厳選しましたので紹介していきます。
今回の伏線を知ることで、もう一度『五等分の花嫁』のアニメや漫画がみたくなるかもしれませんよー!
目次
伏線1:誓いの鐘でのキス
引用元:幸せの鐘 | 観光スポット・巡る
温泉旅行の回で、「この鐘を二人で鳴らすと、その男女は永遠に結ばれる」という伝説がある『誓いの鐘』が登場したのを覚えていますか...?
実は『誓いの鐘』のモデルとなった場所があるんです。
モデルとなった場所は愛知県田原市伊良湖町恋路ケ浦にある『幸せの鐘』です。
幸せの鐘は実際にカップルが訪れる恋人の聖地となっており、重要なのはこの場所が『四つ葉のクローバー発祥の地』であるということ。
五月に変装した五つ子姉妹の誰かが、風太郎とキスをして偶然鐘を鳴らすシーンがありますが、キスをした相手が四葉であることがあとになってわかりました。
四つ葉のクローバー発祥の地であり恋人の聖地である「幸せの鐘」=「誓いの鐘」で四葉と風太郎がキスをする。
これはかなり重要な伏線と言えますね。
伏線2:漫画の表紙の番号
原作の2巻〜5巻の表紙に注目してほしいです。


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巻数(2〜4)に🗨のような吹き出しが付いているんですが、四葉以外の一花、二乃、三玖、五月は顔周辺にセリフのような番号の🗨(吹き出し)が付いています。


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ですが、四葉が表紙の5巻だけ顔周辺ではなくタイトルの「五等分の花嫁」の「“五等分”と“の”間」に“吹き出し(🗨)”と“その中に5”という巻数が書かれています。
なので四葉が表紙の5巻だけ「五等分後の花嫁」と読むことができるんです。
つまり五等分の花嫁が終わった後は、最終的に四葉が花嫁になると解釈できます。
伏線3:漫画の表紙の指
またしても原作の表紙ですが、今度は7巻〜11巻の表紙に注目してほしいです。
表紙を見ると五つ子姉妹達がそれぞれ違う指を顔の周辺におきポーズとっています。


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一花 → 親指
二乃 → 人差し指
三玖 → 中指
四葉 → 薬指
五月 → 小指
表紙をみると指がこのようになっているのがわかると思います。


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そして指をよく見てみると、やっぱり四葉は左手の薬指ですね。
薬指は指輪をはめる重要な場所です。
ちなみに、指の意味を一つずつ解説すると・・・
親指(一花) = 信念
人差し指 (二乃)= 積極性
中指(三玖) = 協調性
薬指 (四葉)= 愛と絆
小指(五月)= 変化
となります。めちゃくちゃ深いですよね。
まるで五つ子達のイメージを指で表しているようです。
そして四葉は「愛と絆」の意味を持つ薬指なので、風太郎と結ばれる伏線と言えるでしょう。
指の意味と五つ子姉妹のイメージ


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親指(信念)の一花は、女優になるという夢を持っています。
更に長女として姉妹達を守るため引っ越したアパートの家賃を払っていたこともあります。
一花は顔が似ていることをいいことに、三玖に変装して風太郎に近づき「一花、フータローのこと好きだよ」と言い、かなり悪どいやり方で風太郎にアプローチしました。
一花が偽三玖ということがバレたとき三玖はショックを受け、風太郎からは見損なわれましたが、後に反省し三玖を影で応援するようになります。
いたずら好きでずる賢いところもありますが、女優になるという夢を目指したり、どんな手段を使ってでも欲しいものを手に入れるという思いと行動力からは強い信念を感じました。
ちなみに一花は将来女優として成功しています。


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人指し指(積極性)の二乃は、とにかく姉妹の中で一番気が強く、最初は風太郎にたいしても容赦なく当たっていましたが、中盤になると風太郎のことが猛烈に好きになります。
他の姉妹達が風太郎になかなか素直に思いを伝えられない中、二乃だけは熱烈なアプローチをし一花から愛の暴走機関車と例えられるほどです。
あれだけ風太郎を毛嫌いしていたのに急に好き好きモードに入ったため、五つ子姉妹の中で一番メンタルが強く積極性があるのは二乃のように感じます。


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中指(協調性)の三玖は、四葉の次に風太郎に対して好意的に接するようになりました。
その後、他の姉妹達も風太郎に好意を寄せるようになり、一花は三玖の変装をして風太郎に近づいたり、二乃から恋のライバルのような間柄となって料理で惨敗したりと意外と不運なことが多いですが、最終的に一花を許し二乃からは料理を教わるようになりより親しい仲となります。
性格は控えめですが、よく言えば穏やかで五つ子姉妹の中で一番協調性が感じられるのは三玖だと思いました。


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薬指(愛と絆)の四葉は、初対面で風太郎が5年前に京都で出会った男の子だということに気づいていたため、最初から四葉だけ風太郎の勉強会に積極的に参加したり、他の姉妹を誘ったりと好意的に接していました。
つまり本心は隠していたけど、最初から風太郎のことが好きだったということですね。
そんな四葉ですが実は暗い過去があり中学の頃、一時期姉妹の中でテストの点数が一番良かったことやサッカーの監督に「四葉を見習え」と言われたことで「自分は他の姉妹とは違う。私は特別なんだ。一緒にしないで。」と優越感に浸り、三玖のことを突き放したことがあります。
その後すぐに他の姉妹達にテストの点数を追い抜かれ、焦りだした四葉は自分が得意な運動に力を入れるようになります。
たくさんの部活で賞を取るくらい活躍しますが、そのせいで成績がどんどん悪くなり四葉だけ追追試のテストで赤点を取ってしまいます。
四葉だけ転校させられることになるはずだったのですが、四葉をかばうため他の姉妹達が自分たちはカンニングをしたと嘘を付き、最終的に姉妹全員で転校して風太郎と出会うことになります。
それからは自分が特別だと思うことを辞め、四葉は他のみんなのため生きると決意。
一歩引いて周りの姉妹達をサポートしたり、頼まれたら断れないお人好しな性格になりました。
他の姉妹達がどんどん風太郎に好意的になっていく中、ずっと抱いていた風太郎への思いを隠すようになりますが、四葉からは周りを気遣う優しさや、姉妹達そして風太郎との愛と絆を感じました。


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小指(変化)の五月は、母親の零奈が亡くなったことで今のような「です。ます。」口調になります。
自分が母親の代わりにならなきゃと思ったからです。
このときから少しずつ五月は母親に近づこうと変化していたように思えます。
五つ子姉妹の中で一番最初に風太郎と出会ったのは五月で、はじめは相当毛嫌いしていましたが徐々に風太郎のことを信頼するようになり、積極的に勉強をするようになってからは母親と同じ教師を目指すようになります。
教師を目指すのは、「自分がやりたいことなのか?それとも母親を追いかけているだけなのか?」と悩まされるときもありましたが、五月は教師になることを選びます。
そして最終的には「です。ます。」口調から普通の口調に戻ります。
一番将来に悩み、それでも変化を恐れず教師になると選択した五月からは強い決意が感じられました。
伏線4:林間学校で握っている指
またしても指なんですが、林間学校で風太郎が熱で寝込んでしまったとき五つ子たちがお見舞いに来るシーンがありました。
その時、五つ子たちが風太郎の指を一本ずつ握るんですが、その時四葉が握っていた指が薬指だったのです。


出典元:https://dasan18.com/2019/03/30/gotobun-yosou/#i-8
出典元:https://raffanime.com/2019/03/29/5hanayome-12/
左手の薬指は、結婚指輪をはめる場所ですよね?
上記で書いた通り薬指は「愛と絆」の意味を持つ指でもあります。
しかもこの林間学校には「キャンプファイヤーの結びの瞬間、手を結んだ二人は生涯を添い遂げる縁で結ばれる」という伝説がありました。
薬指を握っていた四葉が風太郎と結ばれるという意味がこのシーンには込められていたのかもしれませんね。
伏線5:5人の夢
もともと風太郎が家庭教師をはじめたきっかけは、家計が苦しいためアルバイトをしてお金を稼ぐ必要があったからですよね。
そして風太郎に与えられた仕事は、五つ子達の成績を上げ赤点を回避させることでした。
給料が良いと理由で引き受けたアルバイトですが、五つ子と過ごすううちに卒業まで導くことになります。
そして五つ子姉妹もそれぞれ自分の目標や夢を見つけ、変化していく物語でもあります。
5人の夢を導くのは風太郎の大きな目標でもあり、風太郎自身も多くのことを気付かされ成長していきます。
そして5人の夢とは・・・
一花 → 女優
二乃 → ケーキ屋
三玖 → 調理師
四葉 → 風太郎のお嫁さん
五月 → 教師
最終的には姉妹全員が夢を実現させることができました。
四葉も最後は風太郎と結婚することができ、夢を叶えることができました。
伏線6:テストの問題の確率


出典元:
https://twitter.com/Neo_5_hanayome/status/962537668167974912
2学期の中間テストの際、風太郎は5人にいざとなった時のコツのようなものを教えています。
その中の1つとして「5択問題は4番目に正解がある確率が高い」と風太郎は助言します。
そして実際の試験中に四葉が風太郎の教えてもらったコツを思い出し、5択問題で4番目を選択しているシーンがありました。
これは5人にうち4番目の四葉が選ばれるという伏線だったと考えられます。
伏線7:四葉演じる佐倉綾音さんが五つ子姉妹全員を演じていた
五等分の花嫁の五つ子姉妹を演じている声優は、
一花 → 花澤香菜さん
二乃 → 竹達彩奈さん
三玖 → 伊藤美来さん
四葉 → 佐倉綾音さん
五月 → 水瀬いのりさん
になります。
演じてる声優5人全員が美人すぎて、しかも主題歌を歌っていることで話題となりました。
しかも三玖を演じている伊藤美来さんは役と同じ名前というミラクル。
意外と知らない人もいるかもしれないですが、アニメ五等分の花嫁が放送される前のCMでは四葉を演じる佐倉綾音さんが五つ子姉妹全員の声を演じていたんです。
そのCMがこちらになります。
▼ ▼ ▼
五つ子は顔は似たり寄ったりでも性格が全く異なるので、キャラごとに声質や演技を分けなければいけないのですが、佐倉さんはしっかり1人1人の特徴を掴んでいますね。さすがプロ。
ですが、やはり5人の中で四葉が一番しっくりきているように感じます。
もしかしたら佐倉綾音さんが五つ子姉妹全員の声を担当したときから、四葉と風太郎は結ばれる運命だったのかもしれません。
まとめ
四葉が風太郎の花嫁に選ばれた重大伏線7選についてまとめてみました。
こうして見ると本当に細かく伏線が描かれているのがわかりますよね。
漠然とみているだけでは絶対に気づかないところばかりです。
でもいざ結末を知り伏線に気づくと、「なんか深いな〜」と考えさせられます。
正直五つ子姉妹の中で「一番四葉はないな〜」と思う人がほとんどだったと思います。
物語中盤くらいまでは恋愛から一番遠い存在として描かれていましたからね。
ですが散りばめられた伏線や物語の流れを考えると、四葉と風太郎が結ばれたのは必然と言えるでしょう。
読者のミスリードを誘う作者の春場ねぎ先生の戦略には驚かされます。
他にも伏線っぽいと思ったシーンがあれば教えてください。
アニメしか観たことない人は、ぜひこの機会に原作も読んでみることをおすすめします。
アニメファンなら必ずハマること間違いなしですー!
・風太郎の結婚相手に四葉が選ばれた伏線について
・数ある伏線の中でも特に重要だと思う7つの伏線
・四葉が選ばれたのは偶然ではなく、必然だったのがわかる