「チェンソーマン」のなかでも、特にかわいらしい外見が人気のコベニちゃん。
普段はなよなよしく気弱でドジっ子ですが、サムライソードとの戦闘では無駄のない俊敏に動きで、相手の銃を奪ったり、チェンソーマンを盾にして銃撃を防いだりと普段のコベニとは思えないくらい余裕のある戦いっぷりが描かれていました。
でも彼女は謎も多く、何かしらの悪魔と契約していますが、何の悪魔と契約しているのかは不明です。
姫野先輩たちとの飲み会での自己紹介でも契約している「契約している悪魔は秘密です...」と言っていました。
ですが何故かかなりの戦闘能力を秘めているんです。姫野からも「かなり動ける」と評価されているくらいです。
彼女と契約している悪魔とはなんなのか...?そもそもコベニちゃんは何者なのか...?
今回は、コベニの正体について深堀していきます。
【正体】コベニのプロフィール
コベニの本名は、東山コベニ。年齢は二十歳です。
元々は、公安対魔特異4課にいましたが、その後はハンバーガー店員へと転職をしています。
身長は約150センチ前後でスレンダーなスタイルをしています。
コベニがデビルハンターとなったのは、両親から労働する事を日々強いられてきたためです。
風俗で働くか、それともデビルハンターになるか、を選ばなくてはならなかったコベニは、デビルハンターへの道を選びました。
家族と縁を切りたいと願いながらも、なかなかそれができませんでした。
運動神経はかなりよく、実力も申し分ありません。
その一方で自分に自信が持てず、その性格はオドオドしています。
時々、奇声のような悲鳴を上げている事からも彼女が気弱な性格だという事がわかります。
彼女の性格がこれほど内気になったのは、家族から冷遇されていたためです。
マキマに殺されそうになり、岸辺にかくまわれた時に彼女は自分の心配よりも家族と会えない事にホッとしていました。
これで、もう家族と会わなくてもいいという気持ちが彼女を安心させたのです。
ファンにとっては、印象的なシーンとなりました。
コベニの強さや身体能力
コベニは普段はおとなしいですが、1度戦闘に入るとその能力を発揮します。
その能力の高さがうかがえたのは、サムライソードとの戦いの時です。
全身から刀を出すサムライソードは、デンジでさえも最初は歯が立ちませんでした。
デンジの死体を運ぼうとするサムライソードの前に現れたコベニは、すぐさま銃を強奪。
そして、その素早い身のこなしであっという間に形勢逆転。無事にデンジは救出されました。
コベニの身体能力の高さは、「かなり動ける」と姫野が太鼓判を押すほど確かなものです。
それは、スピーディーな動きと巧みな武器使いです。
ですが、それだけではありません。瞬時に状況を判断し動ける、戦闘スキルです。
おそらく頭で考えるよりも体が勝手に動くようです。
コベニが強いのは、相手の動きを理解しそれに応対する能力が優れているからです。
コベニの武器が包丁
コベニの武器ですが、至って普通の包丁です。
永遠の悪魔の能力でビルに閉じ込められ、デンジを殺そうとしたときもいつの間に手にとっていて、サムライソードと戦ったときも包丁で相手の腕を切り落としていました。
なぜいきなり包丁が出てくるのか?包丁が契約している悪魔と関係しているのか?は現時点不明です。
ですが彼女は接近戦を得意としている事がわかります。
あそこまで包丁を自由自在に扱えるのは、彼女が相当な訓練をした成果なのか、それとも本能的なものかはわかりませんが、コベニが包丁を持った時はまさに無敵です。
コベニの契約悪魔とは?なぜ秘密なのか?
コベニの謎の1つが、彼女の契約悪魔です。コベニは、自己紹介をした時に契約した悪魔については秘密だと言いました。なぜ、秘密にする必要があったのでしょう。
悪魔は秘密と答えたのは、そもそも「秘密の悪魔」と契約したからではないのかとも言われています。ですが、おそらくコベニが「秘密の悪魔」でまあることはまず無いでしょう。
あくまは恐ろしい名前ほど強力なのですが、秘密というワードに強さや恐怖は感じないですよね。
しぶとさや生命力、俊敏な動きから「ゴキブリの悪魔説」等も飛び出しています。
結局、コベニが契約した悪魔は作中で語られる事はありませんでしたが、姫野を含む公安対魔特異4課が次々と死んでいったにも関わらず、一番気弱な彼女が生き残ったのは悪魔の力が関係していたのかもしれません。
コベニの契約悪魔は「死の悪魔」説
一部では、彼女は「死の悪魔」と契約をしたのでは?と言われています。なぜなら、彼女はどんな危険な状況下にあっても決して死ぬことはありません。
サムライソードと沢渡の部下に襲撃されたときも、先輩である荒井ヒロカズが庇ってそのせいで死んでしまい、そこ結果コベニは助かりましたがどこか冷静でした。
アニメでは瞬時に状況を判断し、銃撃犯であるおばあちゃんの背後をとり、下から銃を顎に当て撃ち抜いていました。ですがその後サムライソードと戦ってデンジを奪い返したときは、「私のせいで...だめだハイになる...」と震えた声で取り乱していました。
また、マキマに襲われた時でさえ理性を失ったチェンソーマンによって助けられ無傷でした。
その際、マキマは「私は関係ない...私は関係ない...」と怯えるコベニに対して意味深な言葉を発言しています。
「コベニちゃんにも大いに関係ありますよ?」
大いに関係しているというはどうゆう意味なのでしょうか...?
マキマは「支配の悪魔」なので、“自分より程度が低いと思う者を支配できる能力”を持っています。
でもコベニは最後の最後までマキマの支配下には入っていませんでした。
このことからマキマからみてコベニはかなりの強者である可能性が高いです。
またマキマはこのような発言もしています。
「死、戦争、飢餓、この世にはなくなったほうが幸せになるものがたくさんあります。」
この「死、戦争、飢餓」というのは、悪魔の名前のことを言っているのではないでしょうか...?
実際原作であるチェンソーマン二部にて「戦争の悪魔」と「飢餓の悪魔」はすでに登場しています。
「戦争の悪魔」が“ヨル”で「飢餓の悪魔」が“キガちゃん”です。
あと登場していないのは「死の悪魔」だけです。
その「死の悪魔」が実はコベニという可能性が浮上しているのです。
おまけに、地獄では両腕を斬り落とされたというのにやはり死にませんでした。
普通に腕もくっついて、その後はデビルハンターを退職してブラックなハンバーガーショップでバイトをしています。
コベニはどんな危機的状況下でも必ず生き残っています。
ですが、これは本当に運だけなのでしょうか。
過酷な場所にいて死ななかった事から、コベニが契約したのは「死の悪魔」ではないかという噂が広まりました。死の悪魔と契約をしたからこそ、彼女はどんな場所でも死を逃れる事ができたのではないでしょうか。
そして、コベニは死をとても恐れています。
もしかすると、それも関係しているのかもしれません。
悪魔との契約には、代償が必要です。
コベニにとっての代償が、死への異常なまでの恐怖だとしたら納得もできます。
ですが、コベニが契約した悪魔には他にも様々な説があります。
包丁を武器にしている事から、「包丁の悪魔」ではないかと考える人もいます。
確かに、包丁の悪魔という考え方もできますね。
コベニの車
ファンの間では、コベニカーと呼ばれるコベニの愛車。敵を撃退する事もありますし、仲間を助ける事もあります。ファンの間では、コベニカーを愛する人も多くいるほどです。
以前行われたキャラクターの人気投票では、なぜかコベニよりも上の7位でした。
コベニが車を購入した理由は、家族の送迎のためです。家族に虐げられているコベニにとって、車はデビルハンターとして戦うためというよりも、家族を満足させるためのアイテムだったかもしれません。
コベニカーのモデルは、フィアット500だと言われています。500と書くと、「ごひゃく」と呼んでしまいますが「チンクエチェント」と読みます。
作中ではっきりとは明言されてはいませんが、その形からしてまず間違いはないと思われます。
このコベニカーは、サンタクロース戦で大活躍をしました。闇の力を使うサンタクロースに対抗するために、デンジがコベニカーをぶつけて自分もろとも爆発させたのです。
コベニカーは、ファンに惜しまれつつその最後を迎えました。
まとめ
チェンソーマンのなかでも、謎が多いコベニ。
彼女が包丁を持ち、瞬時に敵を倒す姿に多くの人が驚かされました。
そして、家族に冷遇され虐げられている姿には同情する人もいました。
彼女が過酷な状況下でも生き残ったのには、彼女が契約した悪魔が関係している可能性もあり、今後ますますファンの間では考察が広がりそうです。
・コベニの正体・プロフィール
・コベニの強さ
・コベニが契約している悪魔について考察
・コベニの車について