出典:https://jujutsukaisen.jp/character/index_1st.php
呪術廻戦のメインキャラの1人である伏黒恵。
元々は父親に禪院家に売られる予定だった伏黒恵ですが、優秀な人材を求めた五条悟のはたらきで「伏黒」のまま五条悟に術師として育てられます。
伏黒恵は一年生ながら2級術師として活動をしていました。
そんな伏黒恵ですが、渋谷事変で禪院甚爾(伏黒甚爾)との戦闘で疲労したところを重い面春太に不意を突かれ重傷を追います。
そこで伏黒恵は117話で重面春太と相打ち狙いである式神を呼び出してから仮死状態になります。
そこに宿儺が現れ伏黒恵を反転術式で治し助け出すのです。
なぜここで宿儺は伏黒恵を助けたのでしょうか?
そこで今回はなぜ宿儺が伏黒恵を助け出したのかについて下記の順番で解説・考察していきます。
・伏黒恵の人物・術式は?
・なぜ宿儺は伏黒恵を助けたのか
・伏黒恵は死亡した?
目次
伏黒恵はどのような人物?
伏黒恵は、呪術高専の一年生です。
父親である甚爾は禪院家の生まれで、禪院家相伝「十種影法術」の術式を持っています。
伏黒恵は、幼い頃に父親が蒸発。義母である津美紀の母親も帰らないころに五条悟と出会いました。
伏黒恵には呪術の才能があることで、父親から禪院家に売られる予定ではありましたが、禪院家の話を聞き、そこに行っても津美紀は幸せになれないことを聞いた伏黒恵は、優秀な人材を探していた五条悟の協力で伏黒のまま呪術師になりました。
呪術高専に入る前は、任務を請け負っていたわけではありませんが、任務に五条悟に連れられて行くこともあったようです。
伏黒恵の性格は、寡黙でクールな印象をもたれますが、悪人を許せないと考える優しさを持っていますが、ネガティブであまり他人を信用しないタイプなので、あまり交友関係は広くないようです。
伏黒恵の術式「十種影法術」とは?
伏黒恵の十種影法術とはどのような術式なのでしょうか?
十種影法術は、影を媒体にして十種もの式神を召喚、操る術式です。
式神とは、呪術で呼び出せる鬼神や使役神のこと。
十種影法術は最初に玉犬の白と黒のみ扱え、他を扱うには調伏の儀を行って調伏しないと使用することができません。
伏黒恵は、「玉犬」「鵺」「大蛇」「脱兎」「蝦蟇」「万象」の6種を扱うことができます。
また、十種影法術には歴代継承者全てのものが調伏できなかった式神「八握剣異戒神将魔虚羅」という式神が存在します。
この魔虚羅は、過去の御前試合で五条家と禪院家が本気で殺し合いをして共倒れした時に呼び出した式神でした。
相手の五条家も六眼持ちの無下限術式だったため、魔虚羅は最強と言える呪術師さえ殺せる最強の式神なのです。
そのため、伏黒恵の術式「十種影法術」は最強の術師と渡り合えるような術式であると言えるでしょう。
十種影法術の元ネタは?
十種影法術の元ネタは「十種神宝」です。
十種神宝は「古事記」や「日本書紀」と並ぶ歴史書に登場する霊力を持つ宝のことを指します。
実際に伏黒恵が呼び出した式神には、十種神宝に由来する模様を確認することができます。
わかりやすいのが、玉犬の黒と白・大蛇・万象の額や蝦蟇の腹でしょう。
脱兎や鵺からは十種神宝の模様を確認することはできませんが、5体模様を確認できることから元ネタであることは間違いありません。
模様がある中で確認できるモデルは以下の通りです。
・玉犬・黒 「死帰玉」
・玉犬・白 「道帰玉」
・大蛇 「生玉」
・万象 「辺津鏡」
・蝦蟇 「沖津鏡」
さらに最新24巻では、脱兎には一体だけ模様がついていて、それを破壊されると脱兎は全て消えてしまうことが描かれています。
そこに描かれた模様は品々物之比礼の模様です。
また、渋谷事変にて重面春太を道連れにしようと呼び出した式神の「八握剣異戒神将魔虚羅」は名前からして十種神宝の八握剣で間違いありません。
そして伏黒恵が魔虚羅を呼び出す際に唱えていた「ふるべゆらゆら」は、十種神宝を持って唱える「布瑠部、由良由良止布瑠部」と同じものです。
この「ふるべゆらゆら」を唱えて神宝を揺らすと、十種神宝は死者を蘇らせることができるほどの呪力を発するとされていわれているため、伏黒恵も呪力を上げる際に使用していたと予想できます。
実際に、9話で宿儺と戦う際に「ふるべゆらゆら」を唱えようとした伏黒恵からは。宿儺がビリビリと感じるほど呪力をあげていました。
なぜ宿儺は伏黒恵を助けたのか
渋谷事変で瀕死状態になった伏黒恵は、重面春太を道連れにしようと魔虚羅を呼び出します。
その際に伏黒恵を助けたのは宿儺でした。
では、なぜ宿儺は伏黒恵を助けたのでしょうか?
宿儺は呪術廻戦8話で、はっきりと伏黒恵に対して殺意を向けています。
その殺意が興味に変わったように映るのは次の9話です。
宿儺は伏黒恵との戦闘の際に「いい術式だ」と褒めてはいますが、「宝の持ち腐れ」だと貶してもいました。
しかし、「ふるべゆらゆら」と唱えて呪力を一気に上げた伏黒恵を見て目を輝かせます。
宿儺が伏黒恵に興味を抱いたのはこの瞬間でしょう。
そして11話の宿儺の生得領域で虎杖悠仁と戦った際に「オマエはつまらん」と虎杖悠仁を軽くあしらいます。
そして面白いものが見れると言いながら伏黒恵を思い浮かべていることから、宿儺は伏黒恵を使って何かを企んでいると考えることができます。
伏黒恵を使って何かを企んでいるからこそ、伏黒恵には死なれては困るのでしょう。
117話で、仮死状態の伏黒恵を反転術式で回復させ「やってもらわねばならないことがある」と言っていることからも間違いありません。
だからこそ宿儺は伏黒恵を魔虚羅から助け出したのです。
宿儺は伏黒恵を使って何を企んでいたのか?
宿儺が伏黒恵で何を企んでいたのかわかるのは、呪術廻戦213話です。
伏黒恵が、姉である津美紀が万に受肉された術師だと知って魂が折れた瞬間、宿儺は11話で虎杖悠仁と結んだ縛りを使って身体の主導権を1分間奪います。
そして虎杖悠仁の身体を使い、自身を呪具化して一瞬のうちに伏黒恵に指をのませて受肉しました。
宿儺が企んでいたのは「伏黒恵に受肉すること」だったのです。
宿儺は伏黒恵に対して、術式のポテンシャルと宿儺への耐性を感じて機会を伺っていたのです。
虎杖悠仁は、宿儺に受肉されても肉体の主導権を渡すことがなかったため、宿儺にとっては「器」ではなく「檻」になっていました。
しかし、宿儺は虎杖悠仁のように肉体の主導権を奪われないためにも受肉の際には、伏黒恵の心が弱った瞬間を狙っていたのです。
宿儺の思惑通り、伏黒恵は宿儺の器になってしまい、宿儺は自由になったのです。
伏黒恵は死亡した?
宿儺に受肉された伏黒恵は死んでしまったのでしょうか?
呪術廻戦の作中では、はっきりと伏黒恵の生死については供述されていません。
しかし、214話で宿儺が虎杖悠仁を攻撃する際に自身の呪力出力が落ちていることに気づきます。
215話でも、肉体が同胞を傷つける時に宿儺を強く拒絶して術式への呪力出力を落としていると宿儺は考えているので、受肉されても伏黒恵の魂は未だ生きていると考えられます。
さらに宿儺は216話で、「浴」を行うことで「魔」に近づき、伏黒恵の魂をより深くに沈めようと行動しました。
そして宿儺はダメ押しに伏黒恵の姉である津美紀を破壊して、伏黒恵の魂を完全に沈めようと考えます。
ここで宿儺が「沈める」と考えている時点で、伏黒恵は死んでしまったわけではないと言えるでしょう。
まとめ
今回は伏黒恵は死亡した?宿儺が伏黒恵を助けたのはなぜ?について紹介させていただきました。
伏黒恵は禪院家相伝の十種影法術の使い手で、術師としてはかなり成長の可能性を持つ人物でした。
その呪術の強さや、宿儺への耐性を宿儺に狙われてしまい、受肉され、利用されてしまいます。
宿儺に受肉されたことでこのまま伏黒恵の魂は沈んで、宿儺に利用されたまま死んでしまうのか、再起して宿儺から肉体を取り戻すことができるのでしょうか。
人気キャラ投票では3回中2度1位に選ばれているキャラクターなので、今後の復活を願いたいですね。
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