釘崎野薔薇は死亡確定？復活や生きてた可能性は？【呪術廻戦】

出典：https://jujutsukaisen.jp/character/index_1st.php

『呪術廻戦』のヒロインと言えば、釘崎野薔薇です。

釘崎は、呪術高専東京校1年生の紅一点で、同級生に虎杖悠仁と伏黒恵がいます。彼女は「芻霊呪法」という術式の使い手で、3級呪術師です。

そんな釘崎に悲劇が襲い掛かったのは、「渋谷事変」でのことです。釘崎は、単行本15巻の第126話で、特級呪霊・真人の「無為転変」により倒れました。

以後、釘崎野薔薇には死亡説・生存説ともに見受けられます。その根拠となるのは、釘崎の死亡を思わせる場面、その前後のシーン、現在に至るまでの釘崎に関する会話などです。

そこで、今回は

・釘崎野薔薇は死亡確定したのか？

・釘崎が復活する可能性はあるのか？

・釘崎が生きていた可能性はあるのか？

について考察していきたいと思います。

※本記事は『週刊少年ジャンプ』2023年51号掲載の第242話までの情報をもとに考察します。

釘崎野薔薇ってどんなキャラ？

まずは、釘崎野薔薇について簡単に紹介します。

釘崎は、東北の田舎の出身で、呪術高専に入学した理由も「田舎が嫌で、東京に住みたかったから！！」です。そんな理由で命が懸けられるのかと驚く虎杖に対し、釘崎は「懸けられるわ。私が私であるためだもの」と言い切っています。

釘崎の考え方は、排他的な村で育った影響が大きいです。小学生になり転校してきたふみと仲良くなり、東京から越してきた7歳年上の沙織に優しくされた釘崎。しかし、沙織は村の人々から嫌がらせを受け、追い出されるように引っ越してしまいました。

釘崎が2年生の禪院真希を慕っているのも、呪力がなくても呪術師として自分らしく生きる真希を尊敬しているためです。京都姉妹校交流会で京都校3年の西宮桃と戦った際、釘崎は、完璧や理不尽に応える義務を否定し、「テメェの人生は仕事かよ」と発言しています。「私は、釘崎野薔薇なんだよ！！」と、自分らしく生きることを強く主張する釘崎の姿勢は、一貫したものです。

そんな釘崎の性格は、気が強くて肝が据わっています。口が悪い彼女ですが、死亡したとされていた虎杖の生存が明らかになった時には涙を溢すなど、仲間想いな一面もあります。

釘崎野薔薇の術式は？

釘崎野薔薇の術式「芻霊呪法」は、釘と金槌、藁人形を通して、対象の体内に呪力を流し込むものです。後に、単行本18巻の第155話で、2年生のパンダが「釘崎の術式なんかが分かり易い、保守派好みの呪術らしい呪術だ」と発言しています。

芻霊呪法の技として、「共鳴り」と「簪」があります。

「共鳴り」は、対象から欠損した一部に藁人形を通して呪力入りの釘を打ち込むことで、対象本体にダメージを与えるものです。術式範囲の制限はゆるく、対象との実力差や欠損部位の希少価値によって効果が変わります。髪の毛や血液などに比べ、臓器や手足などの希少部位は威力が増加。条件さえ整っていれば、遠距離の相手にも効果が発動します。

「簪」は、藁人形を使わず、呪力を付与した釘を対象に直接打ち込むことで、呪力を流し込み、破壊するものです。釘が刺さってから呪力が流れ込むまでの時間は、術師が自在に調整できるため、わざと間隔を置いた時間差攻撃も可能です。

釘崎は、「八十八橋」の事件で、呪胎九相図2番の壊相・3番の血塗の受肉体が発動した術式に対し、自らの体に共鳴りを打ち込むことで、2体にダメージを与えています。この時、単行本7巻の第61話では「黒閃」も経験し、伏黒・虎杖と共に1級術師に推薦されることとなりました。

釘崎野薔薇は死亡確定したのか？

さて、いよいよ、本題に入ります。

釘崎野薔薇は、死亡したのでしょうか？

順を追って検証してみたいと思います。

単行本14巻の第122話、釘崎は、渋谷の路上で真人と遭遇します。実際には、真人の分身であり、本体は渋谷駅の道玄坂改札で虎杖と戦闘中でした。

共鳴りを打ち込んだ釘崎は、少し離れた所で呪力が爆ぜたことから分身と見抜き、逃げる彼を追いかけて地下の駅へ向かいます。虎杖の前で本体と分身はすれ違いますが、釘崎は、本体が死角となり分身と入れ代わったことに気づきません。

さらに釘崎は、術式が使えない分身との戦闘で、真人の掌への警戒が緩んでいました。真人の術式「無為転変」は、魂に触れ、その形を変えるというものです。

顔の左側を真人の掌で触れられた釘崎。そこから、釘崎が小学生の頃から高専入学のために旅立つ日までのふみの回想シーン、現在は会社員として働く沙織が先輩に釘崎との思い出話を語る場面が描かれています。

そして、 「虎杖、皆に伝えて。悪くなかった」という言葉を最後に、釘崎の顔の左側は血まみれとなり眼球が飛びました。次の話である単行本15巻の第126話の冒頭でも、釘崎、虎杖、伏黒と五条の回想シーンが描かれた後に、仰向けに倒れた釘崎の姿が描かれ、釘崎野薔薇の死亡を思わせるものとなっています。

唐突にも思える回想シーンは、釘崎の走馬灯と考えられ、死亡説の根拠であるとも言えます。

釘崎が復活する可能性はあるのか？

『呪術廻戦』では、長く登場していなかった人物が、最近になって再登場しています。

狗巻棘(呪術高専東京校2年生)は、単行本16巻の第137話で左腕を失った姿が描かれて以来、生死が危ぶまれていましたが、第220話で無事な姿を見せました。

また、11巻の第91話で獄門疆に封印された最強の特級術師・五条悟も、第221話で封印が解かれ、復活を遂げました。

よって、釘崎野薔薇についても、復活の可能性が無いとは言い切れません。

釘崎が復活するとしたら？

釘崎が復活するとしたら、釘崎が倒れた直後、京都校3年の東堂葵と共に駆けつけた、京都校1年の新田新の存在が大きく関わってきます。

新田新の術式について、詳細は明らかになっていません。彼が術式を発動させて触れると、今ある傷がそれ以上悪化するのを防ぎ、出血は止まり痛みもやわらぐということが、本人の口から語られています。

新田は東堂に対し、釘崎の処置はしたが多分死んでいると言いました。虎杖に処置を施した際には、釘崎にも同じ処置をしたと告げ、「呼吸も脈も止まってましたが、時間はそんなに経ってないんで、助かる可能性は０じゃない」と述べています。

釘崎を連れて離脱した新田が向かったのは、渋谷で待機している高専医師・家入硝子の所であるのは確実です。頭部の損傷は少なかった釘崎は、家入の反転術式により治療された可能性があります。

ただし、最新230話まで釘崎の再登場は見られないことから、仮死状態であったり後遺症が残っていたりすることも考えられます。

釘崎が生きていた可能性はあるのか？

結局のところ、釘崎野薔薇は死亡したのでしょうか？

それとも、生存しているのでしょうか？

釘崎の生死に関する話題が出た場面について、見ていきたいと思います。

単行本17巻の第144話で、渋谷事変後に伏黒と再会した際、虎杖は「釘崎はどうなった」と尋ねています。伏黒の表情を見た虎杖が「そうか、分かった」と納得してしまい、直後に脹相が話に割って入っているため、伏黒は何も答えていません。

第210話で、天使と共生する来栖華について、「伏黒と合流して来栖が、釘崎の代わりみたいになるのが怖くなった」と語った虎杖。伏黒は少し間を置いてから「バカ言うな」と答えています。間があったことが、気になるところです。

この二つの場面から、釘崎の生死について、伏黒から断言はされていない状況であるということがわかります。

伏黒は、術師としての経験も長く、仲間の生死を冗談で語るような性格ではありません。彼が黙っているということは、言うタイミングの問題か、言えない何かがあるのではないかと思われます。

原作者の発言と最新情報

別の観点からも、釘崎の生死について考えてみました。

原作者の芥見下々先生は、釘崎の生死に関して「新田新が術式を施した段階で死んでいる。死にたてホヤホヤの状態で維持されている」と発言しています。これは、釘崎の死亡は確定だが、蘇生の余地があるということだと窺えます。

また、芥見先生は「メインキャラのうち1人死ぬか、1人以外全員死ぬか」という発言もしています。メインキャラとは、虎杖、伏黒、釘崎、五条の4人です。

現在の状況は

最新242話の4人の状況を、簡単に紹介します。

・虎杖は、五条と宿儺、宿儺と鹿紫雲の戦いに決着がついたところで参戦。

・伏黒は、宿儺の中で五条の「無量空処」を5度受け続け、魔虚羅の適応を肩代わりさせられている。

・釘崎は、死亡したと思われる単行本15巻の第126話以降、再登場なし。

・五条は、宿儺との激闘を続け、両者ともに領域展開が不可能となるほどのダメージを負う展開になるも、宿儺に敗北し胴体が真っ二つに。

誰が死んでもおかしくない状況と言わざるを得ません。

全員が生き残るという新たな選択肢が生まれることを、期待したいところです。

まとめ

最後に、今回考察してきたことについて、まとめたいと思います。

釘崎野薔薇は、渋谷事変にて、真人の「無為転変」を受け、死亡した可能性が高いです。死亡説の根拠としては、走馬灯のように描かれた回想シーンが挙げられます。

釘崎の復活説や生存説も考えられるのは、死亡したと思われる直後に、新田新に術式を施されているためです。釘崎の生死について尋ねる虎杖の問いに対し、死んだと伏黒が断言していないことも、生死不明の理由の一つとなっています。

ヒロインらしくないヒロインとして、魅力的な釘崎野薔薇ですから、是非また元気な姿を見せて活躍してもらいたいですね。

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