夏油傑と五条悟の関係性!決別理由と最後の言葉についても解説!【呪術廻戦】

出典:https://jujutsukaisen.jp/character/

2023年7月現在、待望のTVシリーズ第2期の放送が開始し、ますます勢いに乗っている『呪術廻戦』!

「懐玉・玉折」編では、現代最強の術師である五条悟の青い春が描かれています。呪術高専で五条と共に学んだ同級生は、夏油傑と家入硝子。特に、五条と夏油は一緒に戦う相棒でもありました。

しかし、とある事件をきっかけに二人の仲はすれ違い、やがて決別へと向かいます。

そこで、今回は

・夏油傑と五条悟の関係性は、どのようなものであったのか?

・夏油の離反と、二人の決別理由は何だったのか?

・夏油の最期に、五条が掛けた最後の言葉とは何だったのか?

について考察していきたいと思います。

※本記事は『週刊少年ジャンプ』2023年33号掲載の第229話までの情報をもとに考察します。

夏油傑の術式や性格は?

夏油傑と五条悟の関係性について考察する前に、彼らが呪術高専2年生の「懐玉・玉折」編開始時の術式や性格について簡単に紹介します。

まずは、夏油傑について。

彼は、非術師の家庭で育ち、スカウトされて呪術高専に入学しています。

夏油の術式は、「呪霊操術」です。呪霊操術とは、降伏した呪霊を取り込み、自在に操る術式です。媒介は不要で、使役した呪霊自身の呪力により術式を発動可能。

また、呪霊操術の強みは、手数の多さにあります。取り込める呪霊の数には制限が無く、2級以上格下の呪霊であれば降伏の儀を省き、ほぼ無条件で取り込めます。

そんな夏油の性格は、真面目で正義感が強く、常識ある人物です。「弱者生存。それがあるべき社会の姿さ」という発言が、彼の性格を表しています。

一見温厚な人物に見えますが、夏油は体術にも長けていて、『公式ファンブック』の趣味・特技の欄にも格闘技を挙げているほどです。呪霊操術と体術を組み合わせた戦闘スタイルが、夏油の最大の武器であると言えます。

五条悟の術式や性格は?

出典:https://jujutsukaisen.jp/character/

次に、五条悟について。

彼は、呪術界の御三家と呼ばれる五条家に生まれました。五条悟の誕生は「爆誕」と表現され、事実、彼が爆誕したことにより世界の均衡が変わったと言われています。五条には幼い頃から億を超える懸賞金が懸けられますが、自分を狙う呪詛師を視線のみで一蹴しています。

なぜ、五条悟は生まれた時から最強たることが確定していたのでしょうか?

それは、彼が「無下限呪術」と「六眼」を併せ持つことにあります。無下限呪術とは、無下限の下では接近物は永久に近づく収束のみという術式です。五条は「無限」の力により絶対不可侵の空間を創ることで、接触を拒むバリアを身に纏うことが可能です。

また、無下限呪術を十全に扱うためには微細な呪力操作が不可欠であり、それを可能としているのが、六眼です。六眼とは、対象の術式を看破し呪力を探知できる目です。五条家でも稀少な存在であり、五条悟は約400年ぶりの、無下限呪術と六眼の併せ持ちと言われています。

そんな五条の性格は、陽気で自由奔放です。彼の「弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント」という発言は、その性格を表しています。

五条もまた体術に秀でていて、無下限呪術によるバリアでの防御と、体術や術式による攻撃を組み合わせた戦闘スタイルを取っています。

夏油傑と五条悟の関係性は?

さて、いよいよ、本題に入りたいと思います。

これまで紹介したように、夏油傑と五条悟は、育ちや性格が対照的です。ゆえに、思想や信念も異なる二人は、ケンカになることもありました。

「呪術は非術師を守るためにある」と語る夏油に対し、「それ、正論?俺、正論嫌いなんだよね」と五条が反発し、一触即発の雰囲気となっているシーンも見られます。

しかし、彼らは不仲だったわけではありません。五条が「まぁ、大丈夫でしょ。俺達最強だし」と言うほど信頼し合う仲でした。現在の五条にも「大丈夫。僕、最強だから」という有名な台詞がありますが、この頃は、夏油と二人で最強だったのです。

夏油も「私達は最強なんだ」と発言しており、互いへの厚い信頼が窺えます。

夏油による五条の一人称の指摘

また、夏油は五条に対し、一人称「俺」はやめて「私」最低でも「僕」にするようにと諭しています。五条は、「はっ。嫌なこった」と返していますが、現在の一人称は「僕」です。

『公式ファンブック』には「五条は当時、夏油の判断を善悪の指針にしていた節がある」と、記載されています。五条は、夏油の自分とは異なる部分に反発しつつも、彼の強さや信念を認め、拠り所としていたのでしょう。

しかし、夏油と五条の関係性に歪みが生じる事件が起こります。

それが、星漿体事件です。

星漿体事件とは?

夏油と五条は、星漿体・天内理子の護衛と抹消という任務に就きますが、それに失敗したことが、彼らに大きな影響を与えます。

任務失敗の原因となったのが、伏黒甚爾です。伏黒というのは結婚後の姓で、甚爾は御三家の一つ禪院家の出身です。彼は呪力を全く持っておらず、苛酷な環境で育ちました。ただし、甚爾には「天与呪縛」のフィジカルギフテッドという強さがありました。稀有な肉体の特性を活かした彼は、「術師殺し」として名を馳せます。

また、甚爾は禪院家に居た頃、幼い五条を見たことがあり、彼の強さを理解していました。その経験から、甚爾は天内に懸賞金を懸けて他の呪詛師たちが彼女を狙うよう仕向け、護衛役の五条たちを消耗させるという狡猾な策略をとります。

五条の一瞬の隙を突く甚爾

懸賞金の期限が切れ、高専結界内に入った五条に、一瞬の隙が生じました。五条は、護衛中ずっと解いていなかった無下限バリアを解除してしまったのです。呪力の無い甚爾は結界に侵入し、その一瞬で五条に傷を負わせます。

五条は応戦しますが、甚爾は術式強制解除の効果を持つ特級呪具「天逆鉾」で五条の喉を突き刺しました。結果的に、夏油の目の前で、天内は甚爾に殺害されてしまいます。

しかし、五条は死に際で呪力の核心を摑み、反転術式を会得し傷を治癒します。さらに、術式反転「赫」、五条家でも一部の人間しか知らない虚式「茈」を放って甚爾を倒しました。

こうして、五条悟は「最強」になったのです。

夏油の離反と、二人の決別理由は?

星漿体事件から1年後、高専3年生となった夏油と五条は「特級呪術師」になっています。特級とは「単独での国家転覆が可能であること」を意味し、当時は九十九由基、五条悟、夏油傑の三人のみです。

五条は、反転術式を回し続けて脳が焼き切れるのを防ぎ、無下限呪術を常用するという神域に達します。

技を進化させて最強の道を歩む五条。一方で、夏油は苦悩していました。星漿体事件により、「呪術は非術師を守るためにある」という信念が揺らいでいたのです。

夏油が追い詰められた理由

夏油が追い詰められていった理由は、幾つかあります。

・五条が最強になったこと

・呪霊を祓い飲み込む苦痛

・高専を訪れた九十九との会話

・後輩の灰原雄が任務中に死亡したこと

そんな中で、事件は起こりました。田舎の村へと任務に赴いた夏油が見たのは、呪術が使えるために迫害されていた幼い菜々子と美々子でした。夏油は村民を皆殺しにして逃走し、呪詛師として処刑対象となります。

事件後、非術師の両親をも殺害した夏油と、五条は対話しています。

「非術師を殺して術師だけの世界を作る」という大義を掲げた夏油。彼は、真面目すぎたゆえに、極端な思想に辿り着いたのかもしれません。

夏油が懊悩していることを五条に打ち明けていれば、また、五条が夏油の苦悩に気付けていれば、このような結果にはならなかったと思います。

この時の会話を最後に、夏油と五条は決別しました。

夏油の最期に、五条が掛けた最後の言葉とは?

五条は、夏油との決別後、担任の夜蛾正道に「俺だけ強くても駄目らしいよ」と語りました。そして、五条は、強く聡い仲間を育てるために教師になることを選びます。

10年後、夏油は百鬼夜行を決行し、五条によって処刑されました。

「ただ、この世界では私は心の底から笑えなかった」と言う夏油に対し、五条は「傑」と呼び掛けます。五条の言葉を聞いた夏油は、驚きの表情を浮かべた後に「はっ」と笑い、「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と言いました。

五条が掛けた最後の言葉は、空白となっていますが、ヒントはあります。『公式ファンブック』にて、原作者の芥見下々先生が「0巻の中で言ってます」と答えているからです。

『呪術廻戦0』のラストページで、乙骨憂太に言った五条の台詞が、それに該当すると思われます。

「僕の親友だよ。たった一人のね」

乙骨に語った五条の言葉は、夏油の死後であるのにも関わらず、現在形です。一方、夏油は、単行本13巻の第112話で、菜々子と美々子に対して五条のことを「親友だったんだ。ケンカしちゃって、それっきり」と過去形で答えています。

これは、夏油にとってはもう戻れない寂寥感を伴った青春であり、五条にとっては痛みを伴っても今でも尚懐かしい青春であると言えます。

まとめ

最後に、今回考察してきたことについて、まとめたいと思います。

夏油傑と五条悟は、性格や信念が異なるためケンカになることもありましたが、「私達は最強なんだ」「俺達最強だし」と互いが言うほどに信頼し合う関係性でした。

星漿体事件をきっかけに、五条は呪力の核心を摑んで最強となり、夏油は非術師の醜悪さに苦悩します。夏油が呪詛師となり五条と決別した理由には、幾つもの要因が絡んでいますが、五条が最強となったことが最も大きいと思われます。

そして10年後、百鬼夜行を決行した夏油。彼は、「非術師は嫌い」と自分に言い聞かせ続けてきました。夏油にとって百鬼夜行の真の目的は、五条に殺されることだったのかもしれません。だからこそ、夏油の最期に際して、今でも青春時代を大切に思う五条は、「僕の親友だよ。たった一人のね」という最後の言葉を掛けたのではないでしょうか。

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